Qué maravilla, dijo. Siempre he dicho que los celos saben más que la verdad.
Memoria de mis putas tristes
Gabriel
García Márquez
ガブリエル・ガルシア・マルケスの小説『Memoria de mis putas tristes(わが悲しき娼婦たちの思い出)』 (日本語版木村栄一訳、新潮社)の中で一番印象的だったのは、90歳の老人の主人公が、やきもちを焼く場面だった。娘を愛するあまりに嫉妬から出てくる怒りをぶちまける様を読んでいるときに、ほほえましくさえ感じたものだ。90歳まで生きたいと思うし、90歳まで生きられそうな気がするんだけれど、死との対面は誰にもいつなのかも分らないものだとしても、90歳になって相手がどんな年齢だろうと恋をするというのは素敵なことではないかな、とおもう。まあ、いつでもそうなのかもしれないけれど。
ガルシア・マルケスの小説に出てくる言葉は、スペイン語を母国語とする人でも難しいと言うのを聞くし、ほとんど使われなくなった言葉や、大衆用語など他のス
ペイン語圏地域では小説の中での表現する意味として受け入れられていない言葉も出てくるといわれている。ひとつひとつ分らない言葉を辞書で引いていると、
小説の流れのリズムだとかダイナミックさをつかめきれないので、だいたい分るうちは、チェックだけして流して読むけれど、たまに時間があるときなんかに
は、単語の意味を明確にしたりもする。
そんなわけで、この小説の中に出てくるいくつかの単語の注釈の記事が新聞にあった。(2004年10月)
aguaitar 誰かが待ち伏せしてたり、かぎまわっていないか、あるいは見られる事を避ける。
avorizado野心につかれていて、すべてのものを欲しがり、貪欲なこと。
cacumen敏感さ、気転の利く、明敏な、理解力のある、頭の回転が良い。
camaján他人の援助を頼って生活する怠け者のタイプ。または体の大きいことにものを言わせるタイプの人。たかりもの、ひも。gorronear,gorrónだとかparásitoという言葉をよく聞く。
chanza 悪気のない冗談やからかい。
cuelga 贈り物、あるいは伝言を残すこと。
encrespado迷惑そうに、怒ったように、腹を立てたように。
entuerto他の誰かがおこす悩みの種、混乱、問題ごと、痛手、損害。
frémitoわめき声、怒号、耳が痛くなるくらいの怒鳴り声。
guaricha 娼婦。
lela 夢中、狂ったように、盲目「あんたに首ったけなんだよ。」
machucante 日常的に性的関係のある特定の男を指した俗的表現の言葉。
sabanear サバンナや大草原といった広大な土地で、放した家畜を集めたり見張るという動詞から、サバンナや大草原のようなだだっ広い空間の中のような感覚で家の中であちらこちらと細かいところまで何かを探して歩きまわるという意味。
triquiñuela 私的なことをたわいないおちゃらかしや嫌味でつつく、大事にならない程度のわなや策略。
venadas 敏速な、気が散った、上の空、野生的な、誘惑的になどが意味として受け入れられている。
yunta カップル、連れ合い。
そのほかにも西日辞典や私の持つスペイン語辞典に載っていない言葉もあった。
tasajeado ずたずたに切り裂かれたと意味するのかも。アカデミアの辞書では、atasajar。
bocapiernas これはアカデミアの辞書にもなかったのだけれど、おそらくズボンのすそなんではないかと思った。
mutandas なにか俗語らしい。
piyama パジャマ。これは載ってるけれど聞いた事がなかった。スペインではPIJAMA.
またこのクリスマスに読もう。
No hay comentarios:
Publicar un comentario