Eduardo Chillida

2006年12月9日 Fragmentos puentefuente



El hierro dice viento, la madera dice canto, el alabastro dice luz pero todas dicen lo mismo : espacio. Rumor de límites, canto rudo : el viento, antiguo nombre del espíritu, sopla y gira incansablemente en la casa del espacio.
Octavio Paz
   マドリードのグランビアの中間あたり、カジャオ広場が始発点の市内バスEMT44番に乗って、終着停留場を降りて下がっていったところに、ロドリーゲス・サアグン公園があるのだけれど、そこにひっそりと、まるで佇む かのようにエドゥアルド・チジーダの彫刻がある。タイトルは『ロドリーゲス・サアグン讃』。

   ロドリーゲス・サアグンという人はかつてマドリード市長だっ た。このような公の場所に置かれているチジーダの作品は、マドリード市内でもいくつか見られる。フアン・マルチ財団の前や、カステジャーナ散歩道をまたがけたフアン・ブラボ通りの陸橋の下にも『出会いの場所』という素敵な名前の彫刻をみたものだ。

   スペインにはサン・セバスティアンにある『el Peine del Viento (風の櫛)』を初めとして合計29点が展示されており、またアメリカには3点、フランス2点、ドイツ11点、イラン、スェーデン、フィンランド、スイスに は各一点ずつ野外の公衆の前に展示されている。日本の富士山の麓にも、『北斎讃』(鋼鉄、高さ2.5メートル重さ15トン)という名の作品が展示される予 定だという。
(鋼鉄作品はすでにマツダという富士山の見渡せる土地に設置されているとチリーダはインタビューで答えていた。コンクリートの部分の彫刻が未設置だという)
  
写真 チジーダの彫刻 『ロドリーゲス・サアグン讃』 各方向からの撮影。 鋼鉄 1993年。 Homenaje a Rodríguez Sahagún, Parque Rodríguez Sahagún, Madrid. Acero, 1993.

No hay comentarios:

Publicar un comentario